リダイレクト・ファイルの内容表示・ページャ・パイプ・検索条件

リダイレクト

リダイレクト 説明
コマンド > ファイル名 コマンド結果をファイルへ書き込む(上書き)
コマンド >> ファイル コマンド結果をファイルへ書き込む(追加)
コマンド 2> ファイル名 エラー出力をファイルへ書き込む(上書き)
コマンド 2>> ファイル名 エラー出力をファイルへ書き込む(追加)
コマンド < ファイル名 ファイルの内容をコマンドの標準入力にする
コマンド < 入力ファイル名 > 出力ファイル名 ファイルから入力し実行結果をファイルへ出力する
コマンド &> ファイル名 標準出力と標準エラー出力をファイルへ書き込む
コマンド > ファイル名 2>&1 標準エラー出力を標準出力へ出力し、コマンドの標準出力をファイルへ出力(上書き)
コマンド >> ファイル名 2>&1 標準エラー出力を標準出力へ出力し、コマンドの標準出力をファイルへ出力(追加)
コマンド > /dev/null 2>&1 表示しない(表示をゴミ箱へ)

ハンドル数値 0...入力 1...標準出力 2...標準エラー出力

2>&1 ... 標準エラー出力(ハンドル数値2)を標準出力(ハンドル数値1)へリダイレクト

& ... ファイルではなく既存のハンドルへリダイレクトする時は&の後にハンドル数値を指定

cat(ファイルの内容表示)

  • ファイル閲覧が可能
  • 引数に複数のファイル名を記述すれば結合できる
  • 入力文字をファイルに保存可能 下記参考
cat > ファイル名

【 オプション 】

オプション 説明
-n 行に番号をつけてファイル内容を出力(空白行に番号有り)
-b 行に番号をつけて表示(空白行に番号なし)
-s 連続した空白行を1行にまとめる
-E 行末に$を表示
-T タブをIに置き換えて表示

less( ページャ )

表示量が多い場合にページ送りしながら表示する

キー 説明
J 進む
K 戻る
d 半ページ進む
u 半ページ戻る
f 1ページ進む
b 1ページ戻る
g 先頭行へ飛ぶ
G 最終行へ飛ぶ
Q 狩猟

|( パイプ )

1つ目のコマンドの標準出力を2つ目のコマンドの標準入力にする機能

コマンド**|**コマンド

grep( 検索条件 )

  • 第一引数に含まれるかどうかを判定する単語
  • 第二引数に検索したいファイル名(標準入力がある場合、省略可)
  • パイプを使うことで標準入力から入ったデータに対し検索を行うことも可能
ファイル名 | grep 含まれるかどうかを判定する単語( 正規表現可 )
オプション 説明
-e 文字列を検索パターンとして扱う 条件を増やすのに使う
-i 検索パターンと入力ファイル双方で大小文字の区別をしない
-v 検索パターンとマッチしなかった行を選択

正規表現は以下参照 https://tanukitsune3.hatenablog.com/entry/2021/07/29/111032