JavaScriptでの計算
JavaScriptでの計算には値,算術演算子(数学記号),変数を使う
[ 値 ]
JavaScriptの値には数値,文字列,真偽値がある
-- 数値 --
整数だけでなく −9 や 3.14 などマイナスの値や小数点を含む数値も扱う
またJavaScriptでは指数も扱える
X × 10のY乗 は Xe+Yと表記
-- 文字列 --
文字列はシングルクォートで囲うと扱える
*JavaScriptで意味を持っている記号を文字列の中で扱うにはバックスラッシュを入れて「この記号はただの文字だ」と示す必要がある。このことをエスケープシーケンスという。
'シングルクォートは\'のこと'
と入力すると
シングルクォートは'のこと
となる
-- 真偽値 --
true = 真 か false = 偽 かを表せる値
[ 算術演算子 ]
数学記号をJavaScriptの形式で表したもの
計算 | 演算子 | 記述例 | 結果 |
---|---|---|---|
足し算(+) | + | 1+1 | 2 |
引き算(-) | - | 10-1 | 9 |
掛け算(×) | * | 2*2 | 4 |
割り算(÷) | / | 1/3 | 0.33333 |
割り算の余り | % | 10%7 | 3 |
[ 変数 ]
値を入れておくことができる入れ物で、固有の名前を付けることができる
JavaScriptではvariable(バリアブル)を略して
var 変数名
と記入する
例
var x = 10; document.write(x);
すると「10」と表示される
var x = '変数'; document.write(x);
だと「変数」と表示される
変数の名前は自由に付けることが出来るが、基本的には英単語にする。 ただしvarやfunctionなど、JavaScriptの命令文と重複する文字列を変数の名前にするとエラーになるため注意。
変数名に複数の単語をつなぐ方法
英語 | キャメルケース | スネークケース | ケバブケース |
---|---|---|---|
user name | userName | user_name | user-name |
単語をつなげ各単語の頭文字を大文字にする(最初の単語のみ頭文字を小文字) | _(アンダースコア)で単語をつなぐ | -(ハイフン)で単語をつなぐ |
JavaScriptではキャメルケースを使う
べき乗
銀行に100万円預け、毎年4%増えるとしたら10年後増えたお金の総額はいくらか? プログラムでこれを計算するには
var before = 1000000; var mul = 1.04 ** 10; var after = before * mul; var answer = after - before; document.write(answer);
10乗など「○乗」は「** ○」で計算する。
JavaScriptは上から順に実行するので上記の計算はbefore → mul → after → answer の順番で計算される。そのため正しく答えが出せる。このような言語のことを手続き型プログラミング言語と呼ぶ。